塗料について

塗料ってどれも同じじゃないの?

塗料にははいろいろな種類があり、それぞれに異なった性能や特徴があります。
価格にも差があります。耐久年数も差があり、どの塗料も同じということはありません。

塗料にはどんな種類があるの?

塗料に使われている原料の成分には樹脂、顔料、溶剤などがあります。

特に樹脂は外壁表面に膜を作るための大切な成分です。この樹脂の膜の強さと耐久性が値段の差になります。
塗料の耐久性は樹脂の種類によって左右され、大きくアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類に分けれます。

種類によって何がどう違うの?

塗料はアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類に分かれ、効果が異なります。

価格、耐久年数の他に、防水性、遮熱性、断熱性、防汚性、防カビ性などの違いがあります。

値段が高くなるにつれて耐用年数は長くなります。

一概に高い塗料がベストというわけではありませんが、塗装現場によって塗料を選ぶことが必要です。

外壁塗料アクリルウレタンシリコン
(汎用品)
シリコン
(高級品)
フッ素
塗替え目安3~5年7年10~13年13~15年15~20年
標準価格40万円台50万円台60万円台70万円台80万円台
防カビ・防藻
防汚性能
水性or溶剤水性・溶剤溶剤水性・溶剤水性・溶剤水性・溶剤
防水性能
大気浄化
※価格は床面積25坪の建物を基準として算出しています。下地の状態や形状、立地条件によって異なります。

我が家にぴったりな塗料はどれ?

一般的にアクリル塗料で3~5年、ウレタン塗料で7年、シリコン塗料で10~13年がそれぞれの寿命となります。その中でも特にフッ素塗料は高寿命です。

費用は仕上げの塗料代金のみを比較するとアクリルとウレタンで1.5倍以上、アクリルとシリコンで2倍近く違います。

塗装工事を行う場合には、足場や下地処理が必要になりますが、そういった費用はどんな塗料をお選びになっても変わりません。つまり塗り替え総費用の違いは、塗料によっての違いになるということです。

永い目で見るとやはり“耐久年数”は重要な判断基準となるので、10年は持つといわれるシリコンが主流になってきています。性能を比較しても「防汚」「防水」機能が備わっており人気があります。

一概にこれがいいとは言えませんが、塗り替え回数を抑えることができればお客様の負担も少なくなるので最低でもウレタン以上をお勧めしています。